「もし一生独身で暮らすなら…」
そんな想像したことありません? 実際に一生シングル生活を送るとなると、旦那さんや子どもの助けがない分、金銭面がとても不安。できればビンボー生活は避けたいし…。
そこで、定年後のシングル生活に必要なお金について、なごみFP事務所のファイナンシャルプランナー・竹下さくらさんに聞きました!
「シングル生活の場合、働いて収入がある時は良いのですが、問題は仕事を辞めた後。60歳で仕事を辞めたとすると、年金が受給されない60~64歳までの5年間は収入ゼロの状態になります。生活費を月20万円と想定すると、この5年間だけで1200万円の貯金が必要ですよ」
たった5年でそんなに!? でも、65歳からは年金で生活できるんですよね?
「年金支給額の目安は、働いていた頃の収入の半分です。月収20万円の人が85歳まで今と同じぐらいの生活を送るなら、10万円×20年間=2400万円が必要になります」
それに60~65歳までの生活費を足すと、3600万円。加えて、介護される側になってしまった場合は、介護保険の自己負担額として約300万円は必要になるとか。
「3900万円を一気に用意するのは難しいですが、今から毎月の貯金額を決めてコツコツ貯めていけば、目指せない額ではありません。公共料金など毎月引かれるものは、ポイントが貯まるクレジット払いにしたり、格安な年払いを利用したりと、少しずつお金が増える工夫をしていきましょう。また、手芸や料理などの腕を磨いて退職後に教室を開くなど、楽しみながら収入を得られるように今から準備をしておけば、少ない貯金額でも自適な生活が送れますね」
さらに、老後は「旅行に行くなど趣味を満喫したい!」という人は、「生活費とは別に口座を用意して積み立てしておくのが◎。毎月5000円だけでも積み立てをすれば、30年間で180万円貯めることができます」とのこと。
ちなみに結婚した場合は、結婚式に約330万円、出産に30万~40万円、子どもの生涯の教育費に約1000万円と、ことあるごとにお金がかかる。結婚するしないに関係なく、もっとお金に対する意識を高めなきゃ!
(取材+文・岡本温子/short cut)
出典: web R25
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女性のシングルが老後安泰に生活するのに最低3900万円が必要とは、大変ですね。
どこかの統計で見たけど、女性の平均寿命は既婚と未婚の差がないとのことなので、
女性のシングルは本当に大変だと思います。
多くのシングル女性は、自分の老後のために、好きなこともやらず、買いたい物も買わ
ずに、現役時代にせっせと貯金に励まざるを得ないとは、本当に馬鹿げている思います。
結婚もせず、子どもも生まず、一体、何のための女の人生でしょうか?
それに、定年まで働ける女性はごく一部ですし、平均して収入は男性より低いから、多く
のシングル女性の老後の経済的窮状は想像に難く無いと思います。
自分は男性ですから、老後の資金という点においては、女性に比較して楽だと思ってま
す。シングル男性は、既婚男性より平均して10年ほど平均寿命が短くて70歳位だし、男
性の場合、定年まで働く人がほとんどでしょうから、老後の資金は少なくて済み、かつ、
定年まではきっちり働いて現役時代を長く過ごせるのですから、老後資金の心配は少なく、
好きなことをやり、好きな物を思う存分買ったりすることができそうです。
特に私の場合は、国家資格で独立しているので、70歳までは現役続行のつもり(70代現
役なんてザラな資格です)なので、好き放題やってます。